免疫向上力

肉料理でアラキドン酸を摂取

アラキドン酸は肉類、魚介、レバー、鶏卵などに豊富です。
ω-6系の多価不飽和脂肪酸であるアラキドン酸は、脳の活性化に役立つ成分として注目されています。
私たちの現代の食事では、不足する事が考えにくい成分ですが、高齢になればなるほど、体内量が減少していくことがわかっていますので、年齢を重ねた方は、積極的に摂取する事が必要です。

年を取ると健康面から肉類の摂取を控えるようになります。
肉類の脂肪がコレステロールの増加や血中脂肪の増加を促すからです。
でも、これは40代から50代くらいの方に注意を促しているもので、高齢になると自然と食事の量も少なくなり、油ものを摂取しなくなっていくため、コレステロール過多、血中脂肪の増大の心配は少なくなり、それよりも脳細胞に必要なアラキドン酸の摂取が少ないという事の方が問題になるのです。

日本に暮らすお年寄りの食事を見てみると、肉料理をガッツリ食べるという人は少なく、みなさん粗食です。
煮物や焼き魚などを食べる位で、動物性たんぱく質の摂取量が極端に少なくなっていることがうかがえます。
肉類でも例えば牛肉の赤身などさっぱりいただける料理にアラキドン酸が豊富ですし、レバーは鉄分が豊富ですから高齢者にもしっかりとって欲しい食材です。
脂質過多になるのが不安という事なら、網焼きや煮込みなどにしていただくと余計な脂質が抜けるので安心していただけるでしょう。